bindの逆引き設定

複数のIPと複数のドメインを使いたい場合、/etc/named.conf には

[css]
zone "example.jp" {
type master;
file "/var/named/example.jp";
};

zone "example2.jp" {
type master;
file "/var/named/example2.jp";
};

zone "0.168.192.in-addr.arpa" {
type master;
file "/var/named/localzone.rev";
};
[/css]

などと記述するのですが、もし同じIP網(この場合192.168.0.0/24)に異なるドメインを設定し、逆引きも正しく応答したいなどと考えますと、難儀なことになります。
たとえば 192.168.0.100 は “example2.jp” にしたい時などです。
正引きはドメインを取得し、ネームサーバーをきちんと登録すれば何も問題なく引くことができますが、逆引きはそうは行きません。
NS も PTR も example.jp と返されます。
プロバイダなどクラスCで管理できるところでしたら、PTR にも CNAME を使用して解決できるのですが・・・
苦肉の策として、逆引き用のzoneファイルは下記のような感じですので

[css]
$ORIGIN .
$TTL 900 ; 15 minutes
0.168.192.in-addr.arpa IN SOA ns.example.jp. root.example.jp. (・・・)
NS ns.example.jp.
$ORIGIN 0.168.192.in-addr.arpa.
1 PTR ns.example.jp.</pre>
追加分の異なるドメインの NS と PTR を追加します。
100 NS ns.example2.jp.
PTR ns.example2.jp.
[/css]

これで、異なるドメインでも逆引きの問い合わせにも正しく返すようになりました。
なりましたという表現で止めておきます。これが正しい設定方法なのかは不明だからです。