ある日 postfix で同じLAN内サーバー宛のメールが転送されなくなった。しかも、単方向のみに起きる現象。
理由が全く分からずに、ハブのコネクタの場所を差し換えてみたり、MTU値を見直してみたり・・・
まったく改善されないので、最近 sysctl.conf 設定を追加したのを思い出し下記2行の意味を調べてみたところ
net.ipv4.tcp_tw_reuse = 1
net.ipv4.tcp_tw_recycle = 1
TCPのTIME_WAIT中のソケットを再利用することを許可する値?らしいのですが注意書きが。
「NAT環境では問題が起きることがあるので注意すること」
設定する時も読んだつもりですが、何に注意するのかな(問題が起きることがあるということは起きないこともある?)ということで設定されていました。
結局、tcp_tw_recycle = 0 に戻してメールは正しく転送されることを確認しました。
TIME_WAIT中のソケットを残しておくのももったいないと考えた結果だとは思うのですが、よく意味を知らずに設定すると怖いですね。
本当はここに至るまで、謎のネットワーク速度低下があり元に戻そうとしていた時に分かったことでした。
謎のネットワーク速度低下についてはまた次回にでも。